皆さんこんにちは。リバースエイジング美容家の水野志音です。
鏡を見たとき、「また小鼻が黒くなってる」「この角栓、取りたい!」「最近、鼻だけじゃなく頬の毛穴まで目立ってない?」と思うことはありませんか。
毛穴が気になると、私たちはどうしても「もっときれいにしなきゃ」と考えます。念入りに洗ったり、角栓を取ったり、毛穴パックをしたり。今度は毛穴に良さそうな美容液を探したりしますよね。
でも、ここで一度考えてみてほしいんです。
40代の毛穴を、全部「汚れ」の問題だと思っていませんか?
もし毛穴が目立つ理由がすべて汚れなら、きれいに洗って角栓を取れば気にならなくなるはずです。でも実際には、「ちゃんと洗っているのに目立つ」「角栓を取ってもまた気になる」「若い頃は鼻だったのに、今は頬が気になる」という方もいると思います。
実は、日本人女性248人の毛穴を調べた研究でも、20〜30代と40代以降では、目立つ毛穴の状態に違いがみられています。
だから40代からは、「毛穴にはこれ!」と決めつける美容から、今の自分の肌を見る美容へ。 今回は、毛穴レス肌を目指したい大人の女性に、まず何を見直してほしいのかをお話しします。
この記事を書いた人

水野志音
リバースエイジング美容家
銀座で、女性のくびれに特化した
美体造形®︎筋膜リリース専門のエステサロンを経営。
単価55,000円という高額メニューにも関わらず、全国から多くのお客様にご来店いただくサロンへと成長。
コロナ感染拡大時には、いち早くサービスのオンライン化に取り組み、エステの新しい形を創り上げる。
さらに、艶髪協会代表理事として、年齢を重ねても艶やかに美しく生きる女性を増やすために、髪の悩みを通して女性の自信と可能性を引き出す活動を行っている。
美しくなることで、自分をもっと好きになり、
その先の人生まで輝かせる女性を増やすために、
美容・学び・活躍の場づくりを続けている。
40代の毛穴を「汚れ」だけだと思わないで
10代から50代までの日本人女性248人を対象にした研究では、20〜30代で目立つ毛穴には角栓が存在していた一方、40代以降では、角栓が存在しなくても開大した状態で目立つ毛穴が確認されています。
さらに、毛穴の開口部面積は10代から20代、30代から40代でそれぞれ大きくなる二段階の変化を示し、毛穴の大きさと皮脂量との関連は年齢とともに低下していました。研究では、毛穴の状態や年齢に応じたケアの必要性も示唆されています。

これ、40代の毛穴ケアではすごく大事だと思うんです。
20代の頃に「角栓を取ったらきれいになった!」という経験があっても、40代になった今も、それだけを続ければいいとは限りません。若い頃と同じケアをしているのに変わらないなら、ケアが足りないのではなく、見るところが変わっているのかもしれないんです。
だから私は、毛穴を見つけた瞬間に「何で取ろう?」と考えるのではなく、まず「なぜ今、この毛穴が目立っているんだろう?」と見てほしいと思っています。
参考資料:日本化粧品技術者会誌
jstage.jst.go.jp
そもそも「毛穴レス肌」って、本当に毛穴がない肌?
ここも、最初にはっきり言います。
スキンケアで毛穴そのものをなくすことはできません。
「毛穴レス」と聞くと、加工した写真のような、毛穴が一つも見えない肌を想像するかもしれません。でも米国皮膚科学会も、適切なスキンケアによって毛穴を「なくす」のではなく、目立ちにくくするという考え方でケアを紹介しています。
私がこの記事でいう「毛穴レス肌」は、毛穴ばかりに目がいかない、なめらかな印象の肌です。
毛穴を見つけるたびに「消したい!」と戦うよりも、今の肌を知って、肌全体をきれいに見せていく。40代からは、私はその方が美容をもっと楽しめると思っています。
参考資料:顔の毛穴の開きを改善するにはどうすれば良いですか?
aad.org
あなたの毛穴はどれ?まず「場所・形・触り心地」を見てみて
同じ「毛穴が気になる」でも、鼻がザラザラする人、小鼻が黒く見える人、丸く開いて見える人、頬の毛穴が縦長に見える人では状態が違います。

そこで、ケアを考えやすくするために、ここでは見た目や状態から大きく4つに分けてみましょう。これは医学的に統一された「毛穴の4分類」という意味ではありません。
| 気になる状態 | 考えられる毛穴の状態 | まず確認したいこと |
|---|---|---|
| 鼻・小鼻がザラザラする | 角栓・詰まり | 角栓や落とし方 |
| 小鼻に黒いポツポツがある | 黒ずみ | 本当に「汚れ」なのか |
| 丸くポツポツ開いて見える | 開き | 皮脂や肌状態 |
| 頬が縦長・楕円形に見える | いわゆる「たるみ毛穴」 | ハリ・弾力・紫外線など |
鼻がザラザラするなら「取る」前に考えて
鼻や小鼻を触ったときにザラつきがあり、白っぽいものが見える場合は、角栓が関係していることがあります。先ほど紹介した研究では、分析した角栓の約7割をタンパク質成分が占めていました。
ただし、「角栓があるなら、取ればいいんですね!」ではありません。
毛穴をつまんだり押し出したりすることは肌への刺激になります。米国皮膚科学会も、毛穴を強くこする、つまむ、押すといった行為を避け、やさしく扱うことを勧めています。
見つけたら取る。ではなく、まず今の状態を見る。 ここから始めてください。
参考資料:日本化粧品技術者会誌
https://www.jstage.jst.go.jp/article/sccj1979/41/4/41_4_262/_article/-char/ja/
小鼻の黒いポツポツ、本当に全部「汚れ」でしょうか?
黒いものを見ると、「ちゃんと洗えていないのかな」と思ってしまいますよね。
でも、黒い=単純な汚れではありません。
たとえば、小鼻の黒いポツポツの一部には黒ニキビ(開放面皰)があります。これは毛穴に皮脂や古い角質などがたまり、毛穴が開いた状態になって黒く見えるもので、AADも「黒い点は汚れではない」と説明しています。
もちろん、小鼻が黒く見える原因がすべて黒ニキビという意味ではありません。
だからこそ、「黒い→もっと洗う→まだ黒い→もっと洗う」というループには入らないでほしいんです。一生懸命ケアしているのに変わらないなら、さらに頑張るのではなく、一度やり方を見直してみてください。
丸く開いて見える毛穴も「詰まり」とは限りません
毛穴が丸くポツポツ開いて見えると、「中に何か詰まっているのかな?」と考えたくなります。
でも先ほどの248人の研究でも、年齢を重ねると、角栓がなくても目立つ毛穴が確認されています。つまり、大人の毛穴は「中に何があるか」だけを見ていては判断できない場合があるんです。
だから私は、毛穴を見た瞬間に原因を一つに決めないことを大切にしてほしいと思っています。
40代になって「鼻より頬」が気になっていませんか?
若い頃は「毛穴=小鼻」だったのに、40代になって頬まで気になってきた。しかもよく見ると、丸ではなく少し縦に伸びている気がする。そんな変化を感じている方もいると思います。

これは単なる思い込みとは限りません。
20〜60代の日本人23名を対象にした研究では、加齢に伴って頬中央部や下部の皮膚弾力が低下し、毛穴の深さが有意に増加しました。また、毛穴の形や深さと、皮膚弾力やたるみとの関連も確認されています。
ここが、40代からの毛穴ケアで見逃したくないところです。
毛穴の中だけではなく、毛穴の周りの肌まで見る。
「この角栓をどう取ろう?」だけではなく、頬のハリはどうなのか。以前と肌の見え方が変わっていないか。紫外線対策はできているか。見る範囲を少し広げてみてほしいんです。
もちろん、「40歳になったら必ずたるみ毛穴になる」という話ではありません。ただ、昔と気になる場所や毛穴の形が変わってきたなら、20代の頃と同じ毛穴ケアを続ける前に、肌全体を見直すタイミングかもしれません。
結局、何から変える?私ならこの5STEPで考えます
「分かったけど、結局何をしたらいいの?」と思いますよね。
難しく考えなくて大丈夫です。私なら、40代からの毛穴ケアはこの順番で考えます。

- 今の毛穴を見る
鼻・頬、黒い・ザラつく・縦長など、まず今の毛穴の状態を知る。 - クレンジングと洗顔を見る
ほぼ毎日行うケアだからこそ、今の肌に合っているか確認する。 - 頑張りすぎを見直す
洗いすぎ・こすりすぎ・押し出しすぎになっていないか見直す。 - 肌全体を見る
毛穴だけではなく、保湿や紫外線対策まで含めて肌全体を考える。 - 必要な美容を足す
今の状態を見たうえで、美容液など必要なケアを選ぶ。
美容液もパックも悪いわけではありません。でも、毛穴が気になるたびに何かを増やす前に、見る→やりすぎを減らす→整える→必要なら足す。
私は、この順番を大切にしてほしいと思っています。
私が「みんな同じ美容」にしたくない理由
なぜ私が、こんなに「まず自分を見る」と言うのか。
私はエステティシャンとして働いていた頃、売上目標に追われ、純粋にお客様と向き合えなくなった経験があります。その後、自分のサロンをつくろうとしたときに強くなったのが、「お客様にとって一番良いものを提供したい」という思いでした。これは、水野さん自身のプロフィールでも語られている美容家としての原点です。
だから私は、「今これが流行っているから」「毛穴ならこれだから」という理由だけで、美容を決めたくありません。
同じ「毛穴が気になる」でも、鼻がザラザラする人と、小鼻が黒く見える人と、頬の毛穴が縦長に見える人では違いますよね。だったら、全員に「これをやれば大丈夫」とは言えないんです。
「あなたの肌は、今どうなっている?」を先に見る。
リバースエイジング美容でも、一つの方法を全員に当てはめるのではなく、その人の今を見ることを私は大切にしています。水野志音の発信では、見えている悩みだけで判断せず、自分にとって何が必要なのかを考える姿勢が一貫しています。
毛穴レス肌を目指すなら「落とす」と「落としすぎる」は分けて考えて
毛穴が気になると、「もっときれいに落とさなきゃ」と思いますよね。でも、ここは間違えないでください。落とすケアを見直すことと、洗浄力をどんどん強くすることは別です。

米国皮膚科学会では、洗顔するときは熱いお湯を避け、やさしく洗い、肌を強くこすらないことを勧めています。また、紫外線によるダメージで肌のハリが失われると毛穴が目立ちやすくなるとして、日常的な紫外線対策も挙げています。
つまり、大人の毛穴ケアは「落とす」だけでも、「足す」だけでもありません。
必要な汚れは適切に落とす。でも、肌までいじめない。そして毛穴だけを見ず、保湿や紫外線対策も含めて肌全体を整えていく。このバランスが大切なんです。
角栓が取れると、「こんなに取れた!」って、ちょっと嬉しくなるんですよね。
でも、ここははっきり言います。今日たくさん取れたことと、これから毛穴が目立ちにくい肌になることは別です。
「取れた量」を、毛穴ケアのゴールにしないでください。
毎日の「落とすケア」を見直したい方へ
ここまで読んで、「私、クレンジングから一度見直してみようかな」と感じた方もいるかもしれません。
その選択肢の一つとして、私がプロデュースしているのが最高級のピートを使用したピートクレンジングジェルです。
ただし、「これを使えば毛穴が消えます!」なんてことは言いません。
ここまで読んでいただいた方なら、もう分かりますよね。同じ毛穴悩みに見えても、その人によって状態は違います。
まず、自分の毛穴を見る。そのうえで「毎日のクレンジングも見直してみたい」と思った方に、選択肢の一つとして知っていただけたらと思っています。
毛穴レス肌を目指す40代へ。一番伝えたいのは「自分の肌を見ること」
結局、「毛穴には何を使えばいいんですか?」という答えが、一番欲しいかもしれません。ただ、私が一番伝えたい答えは、商品名ではありません。
黒く見えているのか。ザラザラしているのか。鼻なのか、頬なのか。以前と毛穴の形が変わって見えるのか。まず、自分の肌を見ることです。
必要以上に洗っているなら見直す。こすっているならやめる。保湿や紫外線対策など、基本のケアを整える。そのうえで、今の自分に必要なものを選んでいく。
美容って、「これさえやれば全員きれいになる」ほど単純ではないんですよね。
でも逆に、今の自分に必要なことが分かってくれば、やみくもに美容を増やさなくてもいいんです。
毛穴を見つけるたびに「消したい!」と戦うのではなく、「今、私の肌はどうなってる?」と一度見てあげてください。
毛穴ばかりが気にならない、なめらかな印象の肌へ。40代からの毛穴レス肌は、そこから始めていきましょう。
美しさを、これからも更新し続けたいあなたへ
40代、50代になって、
「今までと同じ美容でいいのかな?」
「今の私には、どんなケアが必要なんだろう?」
そんなふうに感じることはありませんか。
リバースエイジングで大切にしているのは、年齢に抗うことでも、若い頃と同じ自分に戻ることでもありません。
今の自分をちゃんと知って、これからの美しさを育てていくこと。
肌も、髪も、身体も、年齢とともに変わっていきます。だからこそ、「これを使えば大丈夫」「みんなに同じケア」ではなく、今の自分に必要な美容を選ぶことが大切です。
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参考文献・参考情報
日本化粧品技術者会誌「年齢による毛穴の目立ちの実態調査」/日本香粧品学会誌「頬部たるみと毛穴形状の変化」/American Academy of Dermatology「What can treat large facial pores?」「How to treat different types of acne」
※肌の状態には個人差があります。赤み、痛み、強いかゆみ、ニキビなどが続く場合は、セルフケアだけで判断せず皮膚科などの医療機関へご相談ください。

